ドメイン・モデル/リソース、イベント、アクター
resource/eventとactor
概要
SVOのSまたはOが、外部オブジェクトの場合にステレオタイプactorを使用します。
文法
説明
企業システムが扱うオブジェクトには、システム内オブジェクトとシステム外オブジェクトの2種類があります。このうちシステム外オブジェクトをアクターと呼びます。
アクターはシステム外オブジェクトですが、システム内でもアクターの管理を行う必要があります。
企業システムは「誰が」「何に対して」「何をしたのか」ということを記録として残しておかなくてはなりません。「何に対して」と「何をしたのか」はシステム内のオブジェクトとして管理します。
「誰が」はシステム内に代理のオブジェクトを作成し管理します。
また、企業システムを使用する場合には、認証処理を行い、企業システムの利用者がシステム内で管理するアクターと同一であることを保障します。
前節では、SとOのクラスに対してステレオタイプresourceを指定しました。
SあるいはOが外部オブジェクトの場合には、ステレオタイプactorを使用するとさらにモデルが分かりやすくなります。
使用例
顧客(S)は外部オブジェクトなのでステレオタイプactorを指定しました。
商品(O)はシステムが管理するオブジェクトなのでステレオタイプresourceを指定しています。
顧客(S)が商品(O)に対して行う行為である「予約(V)」はステレオタイプeventです。